眠くてお布団に入るのになかなか眠れない、しっかり寝たつもりでも朝がだるいという方は睡眠障害の可能性があります。
睡眠障害のほとんどは生活習慣の中に原因があると言われていますが、当たり前になっている生活を改善するのは大変です。
そんな方は、入眠時にBGMを流してみるといいでしょう。
睡眠に音楽は効果ある？と思うかもしれませんが、音楽は睡眠の質を高めてくれるのです。
安眠効果が期待できる音楽とは？
一般的には、眠る時には音のない静かな環境で、脳に余計な刺激を与えない方が良いと言われています。
テレビ番組や映画などを観ながら寝ると、眠りのバランスが悪くなってしまいます。これは音楽も同じで、ロックやテクノなど激しいジャンルは寝つきを悪くするのは事実です。
しかし音楽のジャンルによっては、体や脳をリラックスさせる安眠効果が期待できるのです。
どのようなジャンルが良いかは人によって好きな音楽があるので一概に言えませんが、まずは小さい音で心地よく聞ければ良いでしょう。
好きといっても、体や脳が興奮してしまうような音楽はNGです。心がゆったり落ち着いて、目を閉じて聞けるようなジャンルであれば、入眠用のBGMとしての効果が期待できます。
また、実はすべての人に効果が期待できる音楽もあります。
音楽というより音なのですが、川のせせらぎや波の音、雨音など自然界に存在する水の音というのは脳にリラックスを与えると言われています。
人間は、胎児の間はずっと羊水の中で成長します。
つまり水の音を聞きながら成長してきたので、自然界の水の音を聞くと安心してリラックスすると考えられているのですね。
リラックスすると、睡眠を促す副交感神経が優位になってきますから、規則正しい睡眠のリズムで眠れるようになります。
ヒーリングミュージック
また、入眠用BGMによく使われるヒーリングミュージックには、α波と書かれているものがあります。
昼間活動している時には、人間の脳波はβ波になっていますが、リラックスをするとα波に変性します。
α波が入った入眠用BGMを聴くと、脳波が自然にβ波からα波に変わっていくので、入眠が促進されることで質の高い睡眠効果が期待できます。
このように、水の音でもヒーリングミュージックでも睡眠効果が裏付けされている理由があります。
寝る前に音楽を聴くというのは睡眠に即効性がありますから、睡眠障害などに悩んでいる方はすぐに実践してみましょう。
もちろん自分がリラックスできればどんな音楽でも同様の効果が得られるので、まずは聴くことから始めてみるといいですね。