糖尿病で発生するさまざまな症状と注意したいポイント

中高年になると血糖値にも要注意で、高い状態が続けば糖尿病になってしまいます。日本では実に1000万人以上の糖尿病患者がいると言われていますよ。糖尿病になるとどのような症状が発生するのか、注意したいポイントと併せてご紹介しましょう。

健康診断で血糖値が高めだと診断されても、あまり気にしないという人も多いのではないでしょうか。血糖値が高くても初期段階では無症状の人がほとんど。

糖尿病になる前段階を糖尿病予備軍や境界型と呼びますが、この時には症状も特にないので病気を甘く見てしまいがちです。
症状がないからと甘く見て食生活や生活習慣の改善をしないでいると、血管はどんどんダメージを受けて糖尿病になってしまうことに。

初期段階では特にこれといった症状がないことが注意したいポイントです。




糖尿病とは どういう病気か?

糖尿病は、血糖値を下げる働きがあうインスリンが不足して慢性的に数値の高い状態が続く病気です。健康な人であれば、空腹時の血糖値は110mg/dl以下です。

食事をすれば誰でも血糖値が上がるのだけど、すい臓からインスリンが分泌されて2時間ほどで空腹時の血糖値に戻ります。
でも糖尿病になるとインスリンの分泌量が低下したりインスリンの働きが悪くなるので、食後の血糖値が急激に上がったり空腹時も高くなるのです。

血糖値というのは、血液中のブドウ糖の濃度のこと。
数値が高い状態が続けば、血液がドロドロになっていき血管にもさまざまなダメージが加わることに。糖尿病とは、全身に流れている血管にダメージを与えていく病気なのです。

糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病

糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病に分けられています。
1型糖尿病は、自己免疫異常によりインスリンを合成しているすい臓のβ細胞が破壊されてしまうため、インスリンが欠乏して起こる糖尿病です。

また1型糖尿病にかかる患者は1万人に1人、糖尿病患者のうちでは10人に1人と言われていて、とても稀なケースです。
発症時期も、8歳から12歳と思春期に発症するケースがほとんどになります。

どうして1型糖尿病を発症するのか遺伝なのか体質なのか、まだ原因ははっきりと分かっていません。1型糖尿病の症状は、急激に現れるのが特徴。

強く喉が渇いたリ急激に体重が減少したり、頻尿や強い疲労感を感じたります。

糖尿病と言えば2型糖尿病?

糖尿病の98%を占めるのが2型糖尿病で、糖尿病と言えばこちらを指すことがほとんどですね。40歳以降の中高年で発症するケースがほとんどで、インスリンの分泌の低下やインスリンの働きが悪くなることで高血糖が続き糖尿病に。
遺伝的なものや生活習慣などが主な原因です。

家族に糖尿病の患者がいたり、肥満の人や運動不足の人、40歳以降の人はかかりやすいと言われていますよ。こちらの2型糖尿病は初期段階では自覚症状がないことがほとんどです。

症状が現れても徐々に現れることが多く、進行してからでないと気が付くことが出来ないので注意しましょう。初期症状としては疲労感や目のかすみ、空腹感を感じやすくなったり、喉の渇きがひどくなる、頻尿や手足にチクチクとした痛みが出るといった症状が見られます。

疲れやすくいつもだるい、異常に喉が乾く、夜中に何度もトイレに行く、食べても痩せるなどは高血糖特有の症状で、かなり進行していると言えます。




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